2024年中学受験結果 受験者数比較および総括

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6.中学受験よもやま話

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2024年の中学受験が終了しました。受験生の皆様、そして保護者の皆様おつかれさまでした。

中学受験を経験することで、子どもたちは様々な努力を重ね、目まぐるしい成長を遂げました。受験勉強や、毎日の通塾、定期テスト、面接など、すべての経験が今後の人生に影響を与えることと思います。

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2024年中学受験の受験者数について

2024年の首都圏における私立・国立の中学受験者数は、推定で5万2400人(2月9日速報値、前年比200人減)となり、10年ぶりに減少したとのこと。
15年から9年連続で増加していた受験者数が、今年は減少しました。
一方、受験率は18.12%(前年比0.26ポイント増)で、10年連続で上昇し、過去最高を更新しました。

受験者減の要因には、少子化が影響していると考えられます。
首都圏も例外ではなく、東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県の小学6年生は前年より約5000人少ないそうです。
しかし受験率は増えているため、2024年の受験者数は微減にとどまりました。

それでは首都圏難関校の応募者・受験者数の増減を前年と比較してみましょう。

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首都圏 男子校難関校 受験者数比較

東京の男子校については、筑駒・開成は前年比ほぼ横ばい、麻布・武蔵・海城は前年よりも減少しました。そのほかの学校は増加傾向にあります。若干、最難関を回避した印象となりました。

神奈川の男子校については、聖光の2次は増加しましたが、浅野は横ばい、聖光1次・栄光は減少し、神奈川男子校に関しても最難関を避けた印象です。

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首都圏 女子校難関校 受験者数比較

女子難関校に関しては、女子学院・雙葉は横ばいですが、桜蔭・豊島岡・洗足・フェリスは前年と比べて減少しています。女子も最難関を避け、ボリュームゾーンの学校を受験した傾向にあります。

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首都圏 共学校難関校 受験者数比較

共学校も全体的に受験者数は前年と比べて減少している傾向です。その中でも男子の共学人気がうかがえます。大学附属校は人気が根強いです。

今後の中学受験の傾向

中学受験の近年の傾向は、特色のある教育を打ち出す中堅校が人気を集めています。従来のペーパーテストとは異なる入試も続々登場しています。受験生と保護者を引きつけているのは教科の枠を越えて学ぶ独自のカリキュラムです。

まだ12歳の子供が3年間勉強し続け、遊びたい気持ちを我慢し、ほかのやりたいことも我慢し、志望校に向けて頑張りました。偏差値順の志望校ではなく、様々な個性のある子供たちに合った志望校を選択することが、これからの中学受験のあるべき姿なのかもしれません。

一番大事なことは、親は子どもに対し、期待をしてコントロールしようとするのではなく、子どもは親とは別の人間であることを理解し、子どもを一人の人間として尊重し、一番の理解者として応援していくことなのだと思います。

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