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中学受験生(6年生)の一般的な一年の流れについてご紹介します。6年生の1年間に何があるか、いつ何をすればよいか、どの時期に何を心がけて過ごせばよいかなどを詳しく説明します。
中学受験は事前の準備や段取りがとにかく大切です。今のうちに1年間のスケジュールを立て、更新や見直しをしながらやるべきことの抜けや漏れがないように気をつけて過ごしましょう。
6年生の3月&4月
保護者がやること
1年間のスケジュールを把握
1年間のスケジュールを作り、いつ頃に何があるか把握しておきましょう。学習面では、6年生の1年間は、大まかにいうと「夏休みまで」「夏期講習」「秋以降」の3つの期間で取り組むべき学習が変わってきます。保護者が焦ることのないように先を見据えながら計画を立てていきましょう。
説明会・行事の開催予定をチェック
2024年に実施される学校説明会、公開行事の情報は3月下旬ごろから学校ホームページにも徐々に掲載され始めます。日程を確認し、予約制の場合は予約開始日時も確実におさえておきましょう。6年生での学校訪問は志望校の絞り込みを意識して、学校に何をもとめるか説明会では何を知りたいか、という目的を明確にして訪問するのがおすすめです。
受験生がやること
過去問対策講座スタート
多くの塾では6年生になると、通常の授業とは別の過去問を使った対策講座が始まります。この授業ではこれまでに学んだ内容と入試問題とのつながりを知ることを目指します。入試本番を意識した実践的な学習がスタートします。
春期講習で学びを強化
小学校修了式と共に塾では春期講習が始まります。春期講習では、これまで学んだことをより確実にすることに重点を置きます。この時点で判明している理解不足のところはこの機会にできるだけ見直しておきましょう。
小学校始業式
新年度が始まると、小学校では最上級生として行事や委員会活動などが忙しくなることもあります。受験のために小学校生活を犠牲にすることのないよう、無理なく学習に取り組めるペースをつかみましょう。
6年生の5月&6月
保護者がやること
子どもと共に学校見学
5月からは文化祭など受験生が学校を体験できる公開行事が増えます。受験生本人が在校生や先生と触れ合ったりすることにより、「受験生自身の志望校」が定まってきます。憧れの志望校は受験へのモチベーションになるので、ぜひ参加しましょう。
志望校調査
5月、6月は比較的落ち着いて過ごせる時期です。このタイミングで受験生自身が学習のレベルを高められるよう、スケジュールの立て方、苦手分野への取り組み方などを保護者も一緒に見直しておきましょう。
また、6月は公開模試などで志望校調査が行われ、人気の傾向が少しずつ見えてきます。動向に振り回されることなく、あくまで参考として数字を利用するようにしましょう。
受験生がやること
ゴールデンウィーク
夏休みが忙しくなる分、連休でお出かけをするケースもあるかもしれませんが、休み明けに落ち込んだりペースを崩したりしないためにも生活リズムと学習習慣は崩さないようにしましょう。連休のタイミングで文化祭を開催する学校も多いので、息抜きを兼ねて文化祭巡りをするのもおすすめです。
文化祭に行こう
スケジュール的にまだ余裕のある5月、6月のうちに、受験生自身ができるだけ多く、かついろんな角度から学校を見ておきましょう。
苦手分野を具体的に把握
多くの塾では6年生の夏休み前までに中学受験の出題範囲の学習を完了します。夏期講習では弱点補強、それ以降は志望校に焦点を合わせた演習が中心になっていきます。6月ごろから夏休みの学習(夏期講習)を視野に入れ、自分の苦手、弱点を具体的に把握できるようにしておくとよいでしょう。
6年生の7月&8月
保護者がやること
過去問の準備
夏が始まる前に志望校(受験する可能性の高い学校)の過去問を入手しておきましょう。夏期講習前に受験生が目を通して夏の目標を明確にしたり、秋からスタートする演習の準備(コピーやセッティング)に着手しておくと良いでしょう。
体調管理を最優先
夏期講習中の保護者の役割は体調管理が何よりも重要です。夜遅くまで学習して生活リズムが乱れたりすることのないように注意を払いましょう。疲れが見えたらスケジュール遂行よりも休息を優先させた方が良いです。
受験生がやること
夏の目標を立てる
夏の間に解決したい苦手分野や弱点を具体的に把握しておきましょう。志望校の過去問に目を通して弱点克服の優先順位を明確にしておくのもおすすめです。
夏休みの生活リズムを作る
夏期講習が始まったらできるだけ早く、自分なりの生活と学習のリズムを作れるようにしましょう。午前中の学習あh塾の自習スペースを活用するのも良いでしょう。
オープンスクールに行きましょう
夏休み中はオープンスクールなど受験生が学校を体験できる機会が多くあります。この学校に行きたいというイメージがわいてモチベーションも上がります。9月以降、受験生は忙しくなるので、本人が足を運べていない学校にはできるだけ行っておきましょう。
苦手克服に取り組む
夏期講習での学習は、これまでに学んだすべての内容の振り返りにあたります。9月からは過去問や演習中心になるため、夏期講習は苦手分野や不安の残る分野の授業をしっかりうけられる最後のチャンスです。苦手克服や基礎固めにじっくり取り組みましょう。
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