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中学受験には興味があるけれどよくわからないことが多いのではないでしょうか。
今回、中学受験とはなにか?どのくらいの子が中学受験をしているか?どのくらい学校があるのか?学校の選び方について、わかりやすくご紹介していきます。
中学入学の進路をどう選ぶか
中学までは義務教育のため、居住している地域の公立中学校に選抜試験は必要なく、基本的に全員が進学することができます。中学受験は、私立中高一貫校や公立中高一貫校の選抜試験に挑み、進学します。中学受験は自分が学校生活を送る環境を自分で選ぶことができる選択肢です。中学受験は近年益々盛んになっています。
中学受験をせずに地元の公立中学校へ進学した場合、中学3年生になると高校受験に向けての日々を送ります。高校受験は制約が多く、内申も心配です。高校受験では公立高校や私立高校に進学しますが、高校から入学できる一貫校は限られます。高校募集を停止したり削減する学校が増えています。高校に進学するとすぐに大学受験の準備が始まります。大学受験では浪人する学生も珍しくありません。
中学受験をして中高一貫校へ進学した場合、高校受験にとらわれず、将来をじっくり考えられます。大学入学だけでなく、入学後に活躍する力を培ってくれます。私立中高一貫校では、中学の頃から高校の範囲の先取り学習をする学校も多く、大学受験には有利です。
どのくらい中学受験している?
首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)の2024年入試の受験率は約22%(日能研推定)となり、5人に1人以上が受験していることになります。近年は保護者が中等教育に求める教育のレベルが高くなっており、今後も受験率の高い水準となりそうです。
どれくらいの学校がある?
首都圏の私立中学校数(2024年4月)は東京都が179校、神奈川県が58校、埼玉県が31校、千葉県が25校あり、合計293校あります。
学校の選び方
男女別学と共学
男女別学校
戦後の教育改革までは私立の中高一貫校は男子校・女子校が一般的だったため、伝統校は別学が多く、地域的には東京都や神奈川県に多くあります。
異性の目を気にすることなく、ありのままの自分で伸び伸びと過ごせるのが大きな魅力です。
女子校では伝統的に女性の権利やジェンダー教育に取り組んできましたが、近年では男子校もジェンダー教育を取り入れています。
向いているタイプ
共学校
戦後創立の学校のほとんどは共学校で、特に80年代以降、千葉県、埼玉県を中心に多く誕生しました。近年では少子化の影響もあり別学校が共学校に移行するケースが増えてきています。
共学校では男女の考え方の違いや良さを自然に感じながら学校生活を送ることができます。
向いているタイプ
自由な学校と面倒見の良い学校
自由な学校
自由な校風の学校は、大学附属校、大規模校、共学校などに多い傾向にあります。生徒による自治が尊重され、行事やクラブ活動は生徒主体で実施されます。自由にともなう責任を身につける面においては先生には妥協がなく、決して放任ではありません。
向いているタイプ
面倒見の良い学校
面倒見の良い学校は、学習もそれ以外も学校生活全般にわたってきめ細かくサポートしてくれます。生徒の成長具合を見極めつつ、手を放すタイミングを見計らってくれます。進学校は学習面の面倒見が行き届いた学校が多い傾向にあります。
向いているタイプ
進学校と大学附属校
進学校
進学校には「大学進学」を一つの目標に据えた充実した学習指導があります。丁寧なキャリア教育と進路指導を通じて、自分が何をしたいかを見つめながら目標に向かって努力する経験を積むことができます。
向いているタイプ
大学附属校
大学受験にとらわれず、6年間かけて教養の幅を広げながら自分を磨くことができます。ただし、「受験がないので楽」と思うのは間違い。希望の学部・学科に進むために一定の成績が必要な学校も多いです。
向いているタイプ
さいごに
中学受験は、自分が学校生活を送る場所を自分で選ぶことができるので、学校選びはとても重要です。学校のタイプや校風などの特色をよく調べて学校を選ぶようにしましょう。
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